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『本質を見抜く「考え方」』の感想

『本質を見抜く「考え方」』の感想

気づき

いろいろな場面で、自分はどんな人間であり、どんなことを大事に思い、これだけは絶対に譲れないものとして何を持っているのかが問われます

→ 常に「自分の中の優先順位は?」ということは意識している。何かをするにしても、その優先順位に照らし合わせて行うようにしている。
ただ、自分の環境によって、優先順位は変わって行くものだから、繰り返し繰り返し見直しをしたい。

考える」ということの一番わかりやすい作業化は、「言葉にする」こと

→ 本当にそのとおりだと思っていて、言葉が思考を規定すると言っても過言ではない気がしている。自分の言葉、たとえば日本を深く理解し運用できなかれば、そこで思考が停止してしまう恐れがあるので、私(たち)は日本語を丁寧に勉強する必要がある。

欧米人の議論を聞くときは、欧米文明は「魂の世界の使命感(ミッション)」と「俗世の世界はゲーム感覚」という二重性を持っている、ということを理解していなくてはなりません

→ 予定説に関わるところですね。実感として持てていないので、意識しておきたい。

自由という言葉は、英語でフリー(free)といいます。この言葉の語源は、プリー(prii)という古代のゲルマン語です。これが 訛ってフリーになりました。  これはもともと、人間の集団、昔でいえば部族、氏族、 親戚、縁者、その他、大きな地域集団の中で、人間が自分自身の居場所を見つけ、「ほかの人といっしょにいることが幸せだ」と感じられる状態を指した言葉です。自分が、人の輪の中に入って一番幸せだと感じられる状態をプリー、つまり自由といった

→ 知らなかった(^^)

ユダヤ人の社会は、全員一致は誰もきちんと考えていない証拠と判断する

→ ほう。

「全員一致したら、その決定は無効」  これはユダヤ人がサバイバルのために身につけてきた、歴史の大教訓です。何かを決める際に、全員一致の決定は無効になり、また一から議論をやり直さなければいけません。全員一致などありえないことで、もしも全員一致するようなことがあれば、それはもう誰一人として、真剣に考えていない証拠であるとみなす

→ ほほう。至言ですね。この部分だけで、この本を読んで良かったと思いました。
たしかに偏りというか、バランスに欠けている感はあるし。
こんな風に考えたことはなかった。

感想

考えるヒントとなることが具体的に散りばめられた本で参考になることが多かった。
とくにユダヤ人の「全一致の意見は無効」というところは非常に示唆的で、深く感じ入った。

おわり