『統計でウソをつく法』の感想
この本。
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)
- 作者: ダレル・ハフ,高木秀玄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1968/07/24
- メディア: 新書
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気づき
- データには往々にして偏りがあるので注意!
- 代表値は平均と中央値と最頻値があって、どれが使われているか注意が必要!
- 小さい数字など、外れ値に注意する!
- グラフは作者の意図が隠れているから注意が必要! → 間隔など、騙されないように!!
- ピクトグラフは累乗になりがちなので注意!!
- 数字のこじつけに注意!! → 単にデータが揃うようになっただけなのに、「増加した」のようなもの(犯罪者数とか、罹患者数とか)
- 因果の逆転はおこりがちなので注意! → 因果の逆とか第3の要因とか。
統計のウソを見破る5つの鍵
統計のウソを見破る5つの鍵として挙げられていた5つの事項
- 誰がそういっているのか?(統計の出所に注意)
- どういう方法でわかったのか?(調査方法に注意)
- 足りないデータはないか?(隠されている資料に注意)
- いっていることが違ってやしないか?(問題のすりかに注意)
- 意味があるかしら?(どこかおかしくないか?)
感想
まず、これが1968年に書かれたことが衝撃だった。全然人類は進歩してないなーという気になった。
得てして数字に苦手意識があって、データに騙されがちなので、非常に参考になった。
統計のデータやグラフを見たときの勘所をもっと養っていきたい。
TO DO
- 統計の勉強をする
昔読んだ
- 作者: 伊藤公一朗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/04/18
- メディア: 新書
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『最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』の感想
『最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』の感想
最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓
- 作者: ムーギー・キム
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本
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メモ
1章
- メールはすぐに返信する → すぐできることは、すぐにする
- 文章は簡潔に、小学生でも分かるように書く
- メモを漏れなくとる
- メモはピラミッド構造(論理構造)を意識してとる
- 議論のまとめ役をかって出る
- 資料はシンプルに!!
- 資料は細部にこだわる
- 良い声、腹式呼吸を意識して!!
- プレゼンはパッション、「自分が本当に伝えたいこと」を伝える
- 同じ話は、回を重ねるごとに完成度を高める
- 整理整頓は大事
- まわりと良好な関係を築く
2章
- 早寝早起きは大事
- 睡眠の質を上げる
- 時間を守る
- 時間の優先順位(タイムアロケーション、時間配分)をつける
- 服装はTPOを弁える
- 自分でプライシングする
- 健康であることを徹底する
- ストレスをうまくコントロールする
- さまざまな分野に興味を持ち、学習する
3章
- 能動的に仕事の起点になる
- プロアクティブに、状況を作り出す
- ライバルよりも早く動く
- 仕事の質にこだわる
- 自分の仕事に美学をもつ
- 競争意識をもつ
- 切迫感・緊張感をもつ
- 給料以上の仕事をする、給料の10倍売り上げる
- より遠くを目指す
- レガシーを残す
- 自信を持って、チャレンジする
4章
- 誰に対しても丁寧に接する
- 謙虚にいる
- 信頼を第一に考える
- 正直でいる
- 接する相手の長期的な利益を尊重する
- 部下も、一人の人間として、尊重する
- 冠婚葬祭の対応で人間関係は決まる
- 周りの市場価値を上げる
- 簡単にはごまかせないと思わせる
- 部下とお客様を連れて辞められるか
- 先陣を切る
5章
- 好きな仕事は全部する
- 自分の人生を生きる、他人の人生・価値観に振り回されない
- 熱狂する
- 勝てる分野で勝負する
- 自分の原体験を忘れない
- 自分のミッションは何か?
- 自分よりも優秀な人を集める
- あと5年の命なら、何をしたいか
- やりたいこと×できること×社会に要請されること
感想
- やっぱり自己管理なんかなと思う
- 常にベストパフォーマンスがとれるようにする
TO DO
- 早寝早起き(12時前就寝、6時すぎ起床)
- 筋トレを週3回
『本質を見抜く「考え方」』の感想
『本質を見抜く「考え方」』の感想
- 作者: 中西輝政
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: Kindle版
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気づき
いろいろな場面で、自分はどんな人間であり、どんなことを大事に思い、これだけは絶対に譲れないものとして何を持っているのかが問われます
→ 常に「自分の中の優先順位は?」ということは意識している。何かをするにしても、その優先順位に照らし合わせて行うようにしている。
ただ、自分の環境によって、優先順位は変わって行くものだから、繰り返し繰り返し見直しをしたい。
考える」ということの一番わかりやすい作業化は、「言葉にする」こと
→ 本当にそのとおりだと思っていて、言葉が思考を規定すると言っても過言ではない気がしている。自分の言葉、たとえば日本を深く理解し運用できなかれば、そこで思考が停止してしまう恐れがあるので、私(たち)は日本語を丁寧に勉強する必要がある。
欧米人の議論を聞くときは、欧米文明は「魂の世界の使命感(ミッション)」と「俗世の世界はゲーム感覚」という二重性を持っている、ということを理解していなくてはなりません
→ 予定説に関わるところですね。実感として持てていないので、意識しておきたい。
自由という言葉は、英語でフリー(free)といいます。この言葉の語源は、プリー(prii)という古代のゲルマン語です。これが 訛ってフリーになりました。 これはもともと、人間の集団、昔でいえば部族、氏族、 親戚、縁者、その他、大きな地域集団の中で、人間が自分自身の居場所を見つけ、「ほかの人といっしょにいることが幸せだ」と感じられる状態を指した言葉です。自分が、人の輪の中に入って一番幸せだと感じられる状態をプリー、つまり自由といった
→ 知らなかった(^^)
ユダヤ人の社会は、全員一致は誰もきちんと考えていない証拠と判断する
→ ほう。
「全員一致したら、その決定は無効」 これはユダヤ人がサバイバルのために身につけてきた、歴史の大教訓です。何かを決める際に、全員一致の決定は無効になり、また一から議論をやり直さなければいけません。全員一致などありえないことで、もしも全員一致するようなことがあれば、それはもう誰一人として、真剣に考えていない証拠であるとみなす
→ ほほう。至言ですね。この部分だけで、この本を読んで良かったと思いました。
たしかに偏りというか、バランスに欠けている感はあるし。
こんな風に考えたことはなかった。
感想
考えるヒントとなることが具体的に散りばめられた本で参考になることが多かった。
とくにユダヤ人の「全一致の意見は無効」というところは非常に示唆的で、深く感じ入った。
おわり